前回の記事はこちら→営業成功物語5~社長命令で営業に駆り出される…売り込み型営業スタイルの限界
【前回のあらすじ】
突然の社長命令により、無理やり営業にさせられてしまった私。
社長直伝のゴリゴリの売り込み型営業スタイルに軽く引きつつ、それで営業をやってみることに。
しかし、売り込んで相手を説き伏せる営業スタイルは、自分を加害者のような気分にさせてしまっていた。
私は、売り込み型の営業スタイルに限界を感じていた。
営業を始めてから半年ほど経ったある日、私ともう1人の先輩の営業(ただ、年は私より下)が社長に呼び出されました。
(ちなみに、社内の営業は、私を入れて2人のみ。社外に4人)
『ついにきたか…』
呼び出された理由には、心当たりがあったのです。
そう、あまり売れてなかったからです。
閑散期というのもあったのですが、前月の売上がピーク時の売上の半分ほどまで下がってしまっていたのです。
気分が重くなっていくのがわかりました。
社長室の扉をノックして中に入ると、社長がアゴでそこのイスに座れと言ってきました。
イスに座るとまず、売上が記載されている表を渡されました。
「何でこんなに売上下がってんの?お前らやる気あんの?」
淡々とした口調なのに、その裏には煮えたぎった怒りがこもっていました。
「……………………」
何も答えられずに黙り込んでいると、
「お前らのうち、今週、成績が悪かった方は、営業辞めてもらって配送センターの方に移ってもらうから。」
と言われました。
負けた営業と配送センターの責任者を入れ替えるとのことでした。
解雇という意味でのクビとまではいかないものの、突然の営業としてのクビ切り宣言に2人で絶句しました。
ここまでこの記事を読んでくれた人の中には、無理やり営業にさせられた私としては、むしろ朗報なんじゃない?と思われるかもしれません。
確かに、それまで通りの売り込み型の営業スタイルであれば、営業を続けたいとは思っていなかったと思います。
しかし、この時私は、営業を続けたいと思っていました。
実は丁度この頃、まだ結果としては出ていないものの、売り込み型ではない営業方法のコツをつかみかけていたからです。
『そのつかみかけているコツを実践しながら、さらに改善して育てていきたい』
そんなふうに考えていた私は、この勝負は負けられない、と思いました。
かたや、もう一人の先輩営業はというと、あまりやる気がないように見えました。
もはやその時点で勝負はついていたのかもしれません。
営業が上手いとかそういうレベルの勝負ではなかったということです。
勝負の1週間が終わり、私は営業に残ることになりました。
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